現在ではオフィスに不可欠な製品の1つである、複合機・コピー機。さまざまなメーカーから多くの機種が販売されていますが、複合機・コピー機を選ぶ際には、どのメーカーのものを選べばいいのかと頭を悩ませることがあると思います。その際に、参考にすべき一つのポイントは、複合機の国内シェアを参考にすることです。
多くのメーカーでしのぎを削っている複合機だからこそ、多くのユーザーに選ばれている複合機は安心感があります。今回はコピー機・複合機の人気ランキングをシェア5位から順にご紹介します。
目次
- 1、 複合機(コピー機)国内シェアランキング
- 第5位:コミカミノルタ
- 第4位:SHARP(シャープ)
- 第3位:Fuji Xerox(フジ ゼロックス)
- 第2位:CANON(キヤノン)
- 第1位:Ricoh(リコー)
- 2、 まとめ
1、複合機(コピー機)国内シェアランキング
複合機(コピー機)の国内シェアランキングについて紹介します。この記事では、2016年度の利用台数ベースでの国内シェアに基づいています。
第5位 コミカミノルタ
コミカミノルタの複合機は、全体的にバランスがとれていて、総合力の高い複合機メーカーです。Macと連携できることを強みとしていて、デザイナーを始めとしたクリエイティブな職種の方々に人気のあるメーカーです。大きな特徴としては、複合機本体のデザイン性です。
色味や形状など、一目でコミカミノルタ製とわかるほど近代的なフォルムで、根強いファンも多くいらっしゃいます。OA機器もインテリアの一部として見られる企業では、特に都会的・近未来的な雰囲気を演出するのに一役買うでしょう。
元々光学メーカーでもあるため、印刷品質に関してはカラーの品質が秀でています。どちらかといえば、大手企業よりも中小企業を販売ターゲットとしており、2016年時点での国内シェアは6.7%。シェアが高くないこともあり、比較的コストは安い傾向にあります。
デメリットらしいデメリットはありませんが、しいて言えば、メンテナンスを比較すると同じ中小企業をターゲットにしているリコーの方が、小回りが利きます。
第4位 SHARP(シャープ)
シェア4位はSHARP(シャープ)です。
コストパフォーマンスを重視したい方におすすめの複合機です。コストパフォーマンスが非常に良いことで有名で、全国の主要なコンビニの多く(ファミリーマートやローソンなど)で導入されていることはその裏付けです。
他の大手メーカーと比較した際に、画質がやや劣るというデメリットはありますが、一般企業であれば十分な品質やカラーの再現性は持っています。コストが安いということから、中小企業を中心に人気が高く、機器代金だけではなく、消耗品の価格も比較的安いことが特徴です。
他に大手家電メーカーとしての実績を活かした操作性の良さや、大きなタッチパネル、ウォーミングアップタイムの速さに定評があります。シェアは国内市場の8.6%です。
第3位 Fuji Xerox(フジ ゼロックス)
トラブルなく使用できると評判のコピー機・複合機を販売しているのがFuji Xeroxです。Fuji Xeroxの一番の売りは、カラー印刷の質の良さが挙げられます。印刷データに基づいた発色の再現度が高いため、デザイン業や製本業などの印刷後の発色を気にする業界に特に人気のメーカーです。
コピー・プリンター・スキャナー・ファックスなどの基礎的な機能も揃っており、その上で壊れにくく初期不良も少ないためカラー印刷を多く扱うのであればFuji Xeroxのコピー機・複合機がおすすめです。
難点としては、同じ機能を持つ他メーカーの商品と比較すると10万円ほど価格が高額な点です。カラー印刷の質にこだわる業界であれば、Fuji Xeroxがおすすめです。
シェアは国内市場の22.8%です。
第2位Canon(キャノン)
シェア第2位はCanonです。キヤノンのシェア率は市場の23.5%です。
機能性・画質・印刷スピードなど、どの観点からみてもハイレベルなコピー機・複合機を販売しています。レーザープリンターでの印刷であるため、発色の良さや高い質の印刷を行うことが可能です。壊れにくい上に、印刷スピードも早く印刷にかかる時間やストレスも少なくすみます。最新式になるにつれてサイズもコンパクトになっているため、個人事務所やオフィスが小さめな企業でコピー機・複合機の購入を検討している場合にはCanonの商品がおすすめです。
第1位 Ricoh(リコー)
シェア率の1位はRicoh(リコー)です。シェア率は、23.7%です。
官公庁をはじめとして、多くの一般企業で導入される程印刷のクオリティが高いのがRicohです。高画質での印刷の上、高い耐久性も多くの企業に選ばれる理由の1つです。最新機種であればスマートフォンやタブレットから出力を行うことも可能です。ICカード認証なども行っているため、セキュリティ対策を行いたい企業にはもちろん、不特定多数の方が使用するシェアオフィスやコワーキングスペースに設置するのにもおすすめのメーカーとなっています。
更に、紙詰まりや印字不良も少ないため、仕事効率も上がります。万が一トラブルが起きた際にも高品質のアフターサービスが行われるため、トラブル対応にも強いことも多くの企業に選ばれやすい理由です。
2、まとめ
コピー機・複合機のシェアランキングの結果は第一位リコー、第二位キヤノン、第三位はFuji Xeroxという結果となりました。
上位3社は特に競っており、他の企業のシェア率を大きく引き離しています。どの企業もシェアを伸ばすために、独自のカラーや強みを打ち出しています。自社に必要な複合機の品質や特徴と照らし合わせながら、複合機メーカー選びの参考にしていただければ幸いです。