コニカミノルタはプリンターやプラネタリウムなどで世界的に有名なメーカーです。どちらかといえば、BtoBの製品が多く、一般の顧客よりもビジネスの市場でブランド力や高い知名度を誇っています。コニカミノルタは新品複合機(コピー機)を国内外で販売しています。国内でのシェアは約9%ですが、ヨーロッパではリコーやキヤノンを抑えてトップシェアを誇っています。
この記事では、コニカミノルタの複合機の特徴や、他の新品複合機メーカーと比較した場合のデメリットについて紹介します。
目次
1、 コニカミノルタの複合機(コピー機)の特徴
コニカミノルタの複合機(コピー機)の特徴について紹介します。
■優れたデザイン性
コニカミノルタの複合機はデザインがとても都会的で洗練されているという特徴があります。複合機としては、唯一グッドデザイン賞を受賞しています(2016年インクジェットプリンターNASSENGER SP-1、2014年 bizhub c554eシリーズなど)。
デザインに一目ぼれをして、コニカミノルタの機種を優先的に検討される企業や、複合機はコニカミノルタに決めているという企業も少なくありません。
デザインの特徴を言い表すなら、複合機のボディに黒色を大胆に、そして印象的に使用していることです。それまでの複合機は、白一色でしたので非常に画期的で、都会的なオフィスに映える色味です。
■高品質なカラーとコスパの良さ
コニカミノルタはもともと光学レンズのメーカーです。その技術がいかされているので、カラー写りには非常に定評があります。カラーの品質の良さという観点からは複合機三大メーカー(リコー、キヤノン、富士
ゼロックス)が秀でているとされており、無難に選びたいユーザーは3大メーカーからという鉄則がありますが、コニカミノルタのカラー品質は3大メーカーに劣っていません。
また、最近では他社も対応し始めていますが、コニカミノルタは古くからMAC対応という強みがありました。そのため、デザイン会社やウェブ会社など、MACをメインに使用している企業にもユーザーが数多くいます。
コニカミノルタは一般的に三大メーカーよりもやや安いのですが、購入する販売店によってはかなり安い金額で購入できる可能性もあります。方針として、販売数の多い販売店に対して手数料を多く支払う体制を取られているため、販売数の多い代理店で購入した場合には、定価からの値下げが期待できるためです。
■快適な操作性とスピード
コニカミノルタの複合機(コピー機)は操作性やストレスを感じさせない印刷スピードについても配慮がなされています。
操作性に関しては、9インチの大型タッチパネルを標準搭載しています。海外での販売実績の多いコニカミノルタの複合機は、機械の操作に慣れていない方でもなじみやすいように大きくてわかりやすいアイコンでの操作が可能です。最大23個のショートカットメニューや、よく使用する機能に合わせて画面をカスタマイズできるなど、細部にまで配慮がなされています。
ウォームアップタイムに関しても、例えば、C554eという機種では23秒以下の高速起動を実現しています。併せて、曜日ごとにスリープモードに移行する時間設定が変更でき、学習機能を持っているウィークリータイマーを搭載しています。4週間分のデータを自動採取し、利用頻度が少ない曜日はスリープモードへの移行を早めるなど、節電効果と業務効率の向上を同時に図っています。
2、コニカミノルタ複合機にもデメリットはある
コニカミノルタの複合機は、コスパがよく、非常に実用性の高さが評判ですが、他社メーカーと比較した場合にデメリットとなりうるポイントはあります。
1点目は、国内でのシェアがそれほど高いわけではないので、拠点がやや少ない点が挙げられます(コニカミノルタが約120拠点。対して拠点が業界最多のリコーは350拠点以上)。拠点が少ないと、いざトラブルや故障が生じた際に、サポートスタッフが駆け付けるまでに時間がかかってしまい、その間業務が滞ってしまうリスクがあります。複合機大手3メーカーは3時間以内のメンテナンススタッフ到着を掲げていますが、コニカミノルタの場合は目標タイムとして3時間以内を掲げています。
3、まとめ
今回の記事では、新品複合機(コピー機)メーカーのコニカミノルタについて、製品の特長とデメリットについて紹介しています。
コニカミノルタについての特筆ポイントはデザイン性の高さです。黒と白のツートーンカラーは他のメーカーでは見られない洗練されたデザインのため、デザイン重視の方は迷わずコニカミノルタ、という方も少なくありません。またMac標準対応でもありますので、デザイン会社やウェブ会社で使用する際にも適しています。
そのほかで、コニカミノルタだからこそ、という目立った機能はありませんが、操作性や画質、印刷スピードなど、どれも操業力が高く、特に画質については三大メーカーに引けを取りません。メンテナンス拠点がやや少ないことだけ把握できれば、非常にコスパの良い複合機メーカーです。